新聞奨学生とは
新聞奨学生(しんぶんしょうがくせい)とは、学費の一部もしくは全額を新聞社が肩代わりする代わりに、新聞販売店で朝刊・夕刊の配達等の仕事をしながら、大学や短大、専修・各種学校、予備校へ通学することをサポートするシステムです。
毎月の給料や年2回の特別手当の支給がされるほか、寮の提供があるなど住居・食事等の負担は軽く、総合的に支援してもらえますが、朝刊を配ったのち夕刊までの空いた時間で学校に通うため、夕刊配達の都合上、午後の講義が受講できなくなるなどのデメリットもあります。
各奨学会によって支給される奨学金の金額や適応可能な学校・地域・労働条件・イベントなどが異なります。奨学金は、卒業まで販売店で働いていれば返済の義務は限度額を超えたもの以外基本的に発生しませんが、事情があって中途退会などする場合は奨学会への一括返済が必要となります。
学費支給と貸与
各奨学会やコースにより支給額や支給時期は異なります。通常は「朝夕刊の配達と集金」または「集金のない朝夕刊の配達」のコースを選択し、販売店業務に携わりながら学校に通います。仕事のコースに応じて毎月給料も支給されます。年2回、夏と冬には賞与も支給されます。
奨学金は入学金・授業料・施設費・実習費の実費が支給されますが、コース・年次ごとに上限があります。また、奨学金は貸与ではなく支給ですので、返済の必要はありません。
必要な方には、奨学会が規定する金額を無利子で借りることができる、学費貸付を利用することもできます。
新聞奨学会のご案内
奨学金制度は各新聞社またはエリアによって大きく異なりますので、詳細については各社奨学会サイトにてご確認ください。
- ・朝日奨学会(朝日新聞)
- ・読売育英奨学会(読売新聞)
- ・毎日育英会(毎日新聞)
- ・産経新聞奨学会・東京事務局(産経新聞東京本社)
- ・産経新聞奨学会(大阪)(産経新聞大阪本社)
- ・日本経済新聞育英奨学会(日本経済新聞)
- ・北海道新聞配達奨学生制度(北海道新聞)
- ・東京新聞奨学会(東京新聞)