引越しシーズンの新聞販売店の仕事について
カテゴリ:新聞販売店従業員の声
新聞販売店で勤務されている方に、新聞販売店業界特有の引っ越しシーズンのセールス活動についてお話をお聞きしました。まだ新聞販売店のお仕事について詳しく知らない方には参考になると思います。
- 投稿者:匿名希望さん(31歳)
- 勤務販売店名:東京都多摩エリア 朝日新聞
- 勤務年数:3年
3月~5月の引越しシーズンは、新聞販売店にとっては新規に購読者を増やすチャンスの多い、非常に忙しい時期となります。引越してきたばかりのお宅に、他の新聞販売店よりもいち早く訪問することができれば、契約をとる事ができる可能性が高くなります。
そのため、私たち朝日新聞系列ではこの時期を「ウエルカムキャンペーン」と呼び、新聞社から販売へのバックアップを受けながら、新規新聞購読者獲得を目指します。
通常の業務では、新聞販売店の正社員は朝の朝刊配達後、仮眠を取り、昼の集合でミーティングを行ったのちセールスに出発します。
しかし、この引越しシーズンのキャンペーン期間中は、セールスに強い従業員は朝刊配達を行わずに、朝から集合し、「空き部屋チェック」に出かけます。
「空き部屋チェック」とは、いち早く新入居を発見するために、販売店の配達担当エリア内にあるアパートやマンションを回り、空き部屋をチェックして回ることです。発見した空き部屋は常にチェックしながら、入居をいち早く見つけ新聞の購読セールスを行い新聞購読者数を増やします。
新聞勧誘セールスの成果は通常、販売店から歩合給として支払われますが、このキャンペーン期間中は新聞社からも支払われます。そのため、私たち従業員にとっては、この時期のセールスは歩合給が倍になるため、稼ぎどきでもあります。新聞社からの支給は、キャンペーン終了後にまとめて支払われますので、ちょとしたボーナスのようなかたちとなります。
この時期の仕事は、新聞勧誘セールスが中心となりますが、通常の時期に比べ新規購読者も比較的容易に獲得でき、またお給料にも反映されますので、非常にやりがいもあり、割りと楽しい時期でもあります。
ただし新聞販売店によっては、朝刊の配達に空きをつくる従業員数に余裕がないと、朝刊配達を行ったあとの早い時間の集合となり、仕事がきつくなるというところもあるそうです。
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