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新聞勧誘セールスについて

カテゴリ:新聞販売店従業員の声
一般に悪いイメージがある新聞勧誘のセールス。実際に新聞販売店で長年セールス活動を行ってきた従業員の方に、新聞勧誘セールスのお仕事がどのようなものなのかをお話しただきました。
新聞販売店での新聞勧誘セールスのお仕事について入店時から順番にお話したいと思います。

入店後からいきなり、新規勧誘等のセールスをやらされるわけではありません。最初は自分が担当しているエリアの新聞購読者のお宅に集金などでお邪魔したついでに、引き続き継続して新聞をとってもらうお願いから、セールスははじまります。日頃、顔をあわせているお客様ですし、中には同じ新聞しか読まないという方もいますので、継続のセールスは比較的簡単だと思います。
新聞業界ではこの継続の購読契約は「縛り(シバリ)」などとも言われます。うちのお店では、この「シバリ」の契約は1日10軒を目標に仕事をしています。(もちろん1人でです)
「シバリ」の契約が1日10軒程度、コンスタントに結果が出せるようになると、次のステップは、過去に新聞の購読をしていたところに再度、新聞の購読をお願いに行きます。
現在、新聞をもう読んでいない、又は、他の新聞を購読をしているという2つのケースがありますが、過去に一度でも購読経験のある方ですので、まったく初めてのお客様ではないので、少しはセールスがしやすいと思います。しかし、中には何かトラブルがあり他誌に乗り換えたお客様もいますので、その場合はかなり厳しいことを言われる場合もあります。
この過去の読者から購読契約を取ることを「起こし(オコシ)」と呼びます。

「シバリ」や「オコシ」に慣れてきたら、いよいよ新規獲得のセールスになります。「シバリ」や「オコシ」では過去や現在の契約データをもとに営業に回りますが、新規獲得ではすべてのお宅に飛び込みでセールスを行なっていきます。玄関を開けてさえもらえないことがほとんどで、ここでセールスの厳しさを誰もが経験します。1日中まわっても1軒新規で獲得できるかどうかということも多くなります。そういった中、サービス品で新規購読者の獲得を図ろうということで、ビール券や商品券などをばらまいていた時期もこの業界ではありましたが、現在では、新聞業界全体で、こういった過度なサービスによるセールスはやめようということで、ビール券や商品券の使用は禁止されています。うちのお店でも現在ではサービス品は洗剤のみでセールスを行なっています。これら新規勧誘セールスは略して「新勧」などと呼ばれます。
セールスの結果はすべて歩合給としてお給料に反映されます。契約月数や契約の種類によって歩合給も大きくことなります。また、春の引越しシーズンには、新規獲得がしやすいため、新聞社をあげてのキャンペーンが行われ、通常、お店から支払われるセールスの歩合給とは別の新聞社からもセールス料が支払われます。新聞販売店の従業員にとっては稼ぎどころとなりますので、この3月~5月位までの引越しシーズンはセールスに必死になります。
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